どのカメラモデルが最適か迷われている方へ

どの赤外線カメラを選べば良いか分からない!とお迷いの方は以下のポイント5つが最適機種の選定のヒントとなります。

ポイント1:カメラは持ち運びが可能なハンディ型が良いか、固定監視型が良いか?

FLIRの赤外線カメラには、2つの形状のものに大別されます。

ハンディタイプ 固定型
液晶画面と操作ボタンが一体型の形状のカメラ カメラ部を固定設置することを前提としており、カメラ操作は全てPC側で行う形状のカメラ

設置場所が1箇所のみで、スペースに限定がある場合は固定型、複数個所での測定など持ち運びを前提とする場合はハンディタイプをお選びください。

ポイント2:対象物の大きさ

赤外線カメラのモデルのなかで、最も大きな違いは画素数です。
対象物全体がどの程度の大きさなのか、またその中で、検知したい最小のホットスポット(コールドスポット)はどの程度の大きさなのかによって、必要画素数が決定します。

 

例① 4mm×4mmの電子基盤の中の、0.1mm程度のチップの温度がどのように変化するか知りたい。
例② 高さ5m、幅1mの炉の表面温度分布を捉えて、30cm角の耐火レンガの磨耗状態を判断したい。
例③ 人体の顔面(30cm角)を測定し、目頭部分(1cm角)の温度変化を計測したい。

ポイント3:対象物からの距離と環境

カメラと対象物の距離が離れるほど、全体測定視野は大きくなりますが、1ピクセルの解像度も荒く(拡大)なります。


遠距離の場合は、画素数を高いものにするか、オプションレンズを選択します。
また、赤外線カメラではガラスや窓越しの測定はできないため、測定環境についても事前に確認が必要です。

ポイント4:計測温度範囲

計測する対象物は何度から何度まで温度変化をするのか、によってモデルが異なります。
一般的に100万円以下のモデルは250度までの温度計測が可能であり、100万円以上の上位モデルでは最高2000度までの計測は可能です。

ポイント5:撮影データの形式

ハンディタイプの場合、撮影データをどのような形式で取得されたいかによって、ご紹介するモデルが異なります。

静止画を記録し、後で解析したい

基本的に全てのサーモグラフィカメラが対応しています。(内部メモリまたはSDカードへ保存)
撮影した画像はフリーソフトFLIRToolsで解析いただけます。

時系列的温度変化を動画として記録・解析したい

保存先によって、対応するカメラモデルが異なります。
・カメラとPCを接続し、ソフトウェア経由にて動画を記録する
・カメラ本体のSDカードで動画を記録する